シニア猫におすすめのハウスとは?飼育の注意点についても解説

医療の進化によって、長寿化しているのは何も人間だけではありません。猫も長生きするケースが増えてきています。人間は老化でいろいろな機能が低下しますが、猫も同様です。大体7歳くらいから老化が顕著になって、11歳過ぎると高齢といっていいでしょう。このような高齢のシニア猫を飼育する際には、成人の猫よりもいろいろな側面で注意しなければなりません。この記事では、シニア猫のために猫ハウスを用意しようとしている方のために、選び方や飼育の注意点などを解説します。

シニア向けのハウスを準備しよう

シニアの年齢に差し掛かっている猫を飼育しているのであれば、ハウスの見直しを進めましょう。人間同様、シニア猫は若かったころと比較すると筋力が低下しています。そんなシニア猫でも安心して暮らせるようなハウスを準備しなければなりません。

まずは床置きのハウスを準備すること

シニア猫で筋力低下が顕著なようであれば、キャットタワーのような高さのあるものは危険です。足を踏み外してしまって、落下する危険性があるからです。落下リスクのない床置きタイプの猫ハウスを用意するといいでしょう。床置きでもエントランスのところも段差の極力ないものがおすすめです。年齢を重ねるとちょっとした段差でも躓いてしまう恐れもあり、危険だからです。

キャットタワーを用意するなら?

シニア猫でも若いころと比較すると体力低下しているけれどもまだまだ活発というのであれば、キャットタワーを用意するのも一考です。しかし足腰が弱くなっているので、段差の低いキャットタワーに交換するのがやはり安心です。段差のあるタワーの場合、上り下りするたびに足や腰に負担がかかってしまいます。また土台のしっかりしている、安定感のあるタワーを購入しましょう。

丸洗いのできるものを探そう

シニア猫用のハウスを探しているのであれば、丸洗いのできるものを導入するといいでしょう。少なくてもクッション部分が取り外して丸洗いできるものが好ましいといえます。人間も高齢になると、つい粗相をしてしまうことがあります。猫も同様です。またシニア猫になると何らかの疾患を抱えていて、食べ物を嘔吐してしまう恐れもあります。このため成人猫と比較すると、ハウスの内部が汚れやすいのです。ですから手軽に丸洗いのできるハウスを購入すれば、いつでも清潔な環境の中で猫を住まわせることが可能です。

シニア猫飼育の際の注意点を解説

シニア猫を飼育する場合、ハウス選びのほかにも注意すべきポイントがいくつかあります。これから解説しますので、飼う際の参考にしてください。

屋内で飼育すること

若いうちは外で猫を飼育していたという家庭もあるでしょう。若いころはそれでもかまいません。しかしシニア猫になるとそうもいかなくなります。体力の低下から事故で負傷する可能性もあります。また野良猫などを接触することで、何かウイルスをもらってしまう恐れもあります。シニアになると抵抗力もダウンするので、感染症にかかると重症化する恐れも出てきます。屋外には危険がいっぱいなので、シニア猫の飼育は完全屋内を心がけましょう。

床材に注意する

屋内で飼育する際に、猫ハウスをどこに設置するかも重要なポイントです。フローリングの場合、滑って歩きにくいと感じるかもしれません。すると歩くのを億劫がって、体力の低下がどんどん進んでしまいます。もしフローリングの床に猫ハウスを設置するのであれば、滑り止めのワックスを塗ってあげるといいでしょう。また電気コードなどもできるだけ取り除いてあげましょう。コードなどのちょっとした段差でも、シニア猫は躓いてしまう危険性があるからです。

温度は一定に

シニア猫は若いころと比較すると、どうしても抵抗力はダウンします。そこで年間通じて温度・湿度をある一定レベルで維持する必要があります。今まで以上に空調管理に気を遣うことが求められます。最適な室温は23~26度、湿度は50%前後の環境を猫は好むといわれているので参考にしてみましょう。猫は高齢になると、感覚が鈍くなるといわれています。冬場ストーブなどを使うとうかつに接触してしまい、やけどする危険性があります。自分で暖を取れるように基本は暖房で温め、必要に応じて毛布を出してあげるといいでしょう。

まとめ

猫もシニア層になると体力の衰えがだんだんいろいろな部分で現れてくるものです。今までできたことができなくなってきます。またちょっとしたことで事故になり、けがをしてますます衰えが進んでしまう恐れも出てきます。猫ハウスも若いころとは別の、シニアにやさしいものを準備しましょう。

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