猫用ハウスは必要?【主な種類や選び方のポイントについても解説】

猫を飼うなら、キャットフードの準備は必須となりますが、他にも猫用トイレ・猫砂・ブラシ・爪とぎなど、さまざまなアイテムの準備も必要となります。そして、猫用ハウスもそんな準備アイテムの一つですが、本当に必要かどうか考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、購入するにも色々な種類があり、何を選ぶか迷っている方もいることでしょう。そこで今回は、猫用ハウスの必要性や、代表的な種類及び選び方のポイントについて解説します。

猫用ハウスの必要性について

猫用ハウスは本当に必要でしょうか?結論から申し上げると、必ずしも用意しなければならない、というものでもありません。せっかく購入しても、使ってくれないこともよくあります。しかし、猫が安心できる居場所を作ってあげることは、愛猫の精神的安らぎと健康的な生活につながり、とても大切です。

もともと猫は、狭くて暗い場所に安心感を覚える習性があり、自分の臭いが感じられる縄張りを大切にしています。用意したハウスが、そういった場所になってくれれば、猫にとっては安心して休める大切な居場所になり、飼い主さんとしてもとても安心です。

せっかく猫用ハウスを用意しても、なかなか使ってくれないような場合は、置き場所を変更してみるのも手です。人目に付きにくいような場所や日当たりのよい場所など、猫にとって居心地が良さそうな場所を探してみましょう。また、猫の臭いが付いたものを一緒に入れておくと、使ってくれるようになることもあります。

猫用ハウスの種類

猫用ハウスには、大きく別けて「ドーム型」・「オープンベッド型」・「ハンモック型」の3つの種類があります。それぞれについて以下に解説します。

ドーム型

屋根や壁で周りが覆われ、猫が身を隠せるタイプのハウスです。狭くて暗い場所を好む猫が落ち着きやすい設計になっており、材質はウールやポリエステル・木材・ラタン・段ボール・フェルト素材など、さまざまなものがあります。また、形状も通常の家の形をしたものから、趣向を凝らしたデザイン性のある形のものまで、色々と選ぶことができます。

オープンベッド型

屋根が無く開放感のあるベッド型のハウスです。床などの広い場所に寝そることが好きな猫や、飼い主のベッドの上などで寝るのが好きな猫に向いています。形状はシンプルなマット形状のものや、ソファのような形状のもの、アゴ乗せできるようにクッションが備わったタイプのものなどがあります。また材質は、ドーム型同様に、さまざまなものがあります。

ハンモック型

文字通りハンモックのハウスで、ケージに取り付けたり、吸盤で窓に取り付けたりして使用します。また、自立する足が付いた置き型の形状のものもあります。ハンモックは基本的に猫の体にフィットするので、猫の習性に合ったハウスと言えます。高い場所が好きな猫であれば、ハンモックを高い位置に設置してもよいでしょう。ただし、体力の衰えた老猫や、生まれて間もない子猫だと、ハンモックに登れない場合もあるので注意が必要です。

猫用ハウスの必要性を踏まえた選び方のポイント

ここまで、猫用ハウスの主な種類について解説してきましたが、実際にアイテムを選ぶ際には、いくつかポイントがあります。ここでは、特に猫用ハウスの必要性を踏まえて、4つのポイントに絞って解説します。

猫の性格に合ったものを選ぶ

ハウス選びには、ご自分の愛猫の性格を考慮することも大切です。警戒心が強い場合には、ドーム型のように自分の身を隠せるようなハウスを好む場合が多いです。逆に、比較的オープンな場所を好む猫の場合は、オープンベッド型を選ぶとよいでしょう。外を眺めるのが好きな猫であれば、窓に吸盤で取り付けるハンモック型ハウスを選んでみるのも、良いかもしれません。

猫の体格に合ったものを選ぶ

猫の体格に合ったサイズのものを選びましょう。人間の感覚で、ゆとりのあるサイズをつい選びがちですが、猫が狭いところを好む習性を踏まえると、体がちょうど収まるようなサイズの方が気に入る可能性が高いです。また、子猫から成猫に成長する際に、とても大きく成長するような猫種の場合は、途中でハウスを大きいものに替えることも想定しておきましょう。

掃除や洗濯がしやすいものを選ぶ

猫用ハウスは、抜け毛や嘔吐物などで、どうしても汚れやすいです。汚れを放置すると、ダニの原因にもなりますので、愛猫の健康のためにも、掃除や洗濯がしやすいものを選ぶのもポイントとなります。例えばポリエステルや木材製のハウスであれば、中の埃や抜け毛・嘔吐物などの掃除を簡単に行うことができ、ハウスを清潔に保ちやすいでしょう。また、布製のハウスの場合は、丸洗いできるものがおすすめです。クッション部分の取り外しができると、よく汚れる部分のみを頻繁に洗濯することができるので、更にハウスの手入れが楽になります。

季節を考慮する

ハウスを選ぶ際には、季節を考慮することも大切です。猫は季節に応じて快適に過ごせる居場所を探しますので、暑い季節であれば通気性の良いものを好みますし、寒い季節であれば暖かい素材のものを選んであげるとよいでしょう。ポリエステルや木材製のハウスであれば、冬は中にウールやフリース素材などの防寒用の布を入れてあげるだけでも、暖かく過ごせます。

まとめ

猫用ハウスは、必須で用意しなければならないというわけではありません。しかし、愛猫の心と体の健康には、安心して休める居場所を作ってあげることは、とても大切です。用意したハウスを気に入って使うようになれば、そこはその猫にとって、とても大切な居場所となるはずです。今回は、主な猫用ハウスの種類と選び方のポイントについても解説しましたので、これから購入を予定されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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